突然ですが新コーナー
ロードバイクの様々な疑問を検証する「あれは実際どうなの?」です。
皆様にもロードバイクに関する様々な疑問があると思います。
わたし個人的には最近最も気になっている疑問が
「エアロとかコンフォートとか言うけど、実際のところどうなの?」という疑問。
Vol.1 「エアロ/コンフォート/オールラウンド。それぞれの効果は実感できるのか?」
快適性に優れ、長距離乗っても疲れない「エンデュランス(コンフォート)フレーム」
空力がよく、平坦やスプリントに強い「エアロフレーム」
どのようなシチュエーションもソツなくこなし、総合力で勝負する「オールラウンドフレーム」
多くのメーカーが3タイプのフレームを揃え、グランツールなどプロのレースでもステージに合わせて使い分ける昨今。
わたしたちも「巡航速度を上げたいから次はエアロフレームが欲しい!」とか「快適に長く走りたいからコンフォートタイプ買うぞ!」「どんな状況でも速く走れそうなオールラウンドフレームかな!」などといった選び方をするわけですが、
プロの世界ならともかく、ホビーサイクリストレベルでもそれぞれのタイプの誇る性能の恩恵にあずかれるものなのでしょうか?
(「気分だけの問題だよ~」とお思いの方もいらっしゃると思います!)
現在クラウンギアーズの店頭に並ぶ試乗車の中で「エアロ」「エンデュランス」「オールラウンド」の3タイプが同一メーカー、同一グレードで揃っているのが「ラピエール」。
このラピエールの3タイプのフレーム 「エアーコード」(エアロ)、「パルシウム」(コンフォート)、「ゼリウス」(オールラウンド)を
「物見山小周回がんばって10分台」
「白石峠がんばって27分半」
という平均的?ホビーサイクリストのわたしが、同一のシチュエーションで試乗してみる事によって、
「ホビーサイクリストでも各タイプの違いを感じとれるものなのか?」という疑問に挑んでみようと思います。
試乗シチュエーションは
・ホイール、タイヤはRS010とDynamicSports。(フレームセットを組み上げた試乗車ですので・・)
・コンポはアルテDi2
・お休みの前の日に乗って帰り(代々木~埼玉某市60km)
・適度なアップダウンの物見山小周回を頑張り気味に周回
まずはエアロフレーム「エアーコード」から行ってみようと思います!
その1 エアロフレーム「AIRCODE SL ULTIMATE」
各チューブが空力的に優れた形状の「エアーコード」確かに涙滴状のパイプ断面が多様されていますね。
しかしながら、それほど「バリバリエアロ」という感じでもなくエアロロードとしてはおとなしめな感じもします。
まずは終業後の自宅までの60kmライドでファーストインプレッション。
都内の荒れた路肩などではわりと直接的な衝撃を感じるものの、自宅に到着してみると「疲れたな~」という感じがあまりしません。
衝撃を伝えはするものの、疲労の蓄積につながるようなものは上手にカットしてくれているようです!
タイヤ、ホイールのせいもあり「軽~」という感じはしませんが、しっとりとした踏み味でスーッと伸びる感覚が心地よい!
深夜の帰宅となりましたが、翌日もすっきり目覚め、はりきって物見山へ繰り出します。
信号スタート時の踏めば確実に応える加速レスポンスはさすがにトップグレード。
まずは東京・埼玉のロード乗りの方にはお馴染みの大東文化大学前の坂道「大東坂」。
ちょうど信号に停められたのでダンシングでのスタート!
すると、あれ?ちょっとだけ腰高な感じがします。
わたしは急な登りなどではダンシングに頼るタイプなのですが、このバイク少しだけ振りにくい感じが・・
大東坂は途中斜度が落ち着く部分があります。シッティングにしてみるとこれはいい感じ!
踏み込み気味のペダリングに合わせてぐいぐい進む!
結果的に自己ベストに近い、なかなか良いタイム。しかも普段より少し楽に登れた気がする!
さらに物見山周回コースで頑張ります。
一周5.4kmのこのコース。わたしのベストは・・・・相当頑張れば10分切れるかも?といったところ
お店の試乗車(しかもトップグレード!)という事もあり安全性第一で。
スピードの乗る下りの山村女子短大坂も抑え気味に。早め早めのブレーキング。
ブレーキのタッチは非常に安心感があります。普段乗っているロードにもアルテグラのブレーキが付いているのですが、さらに上を行く安定感。
これはきっと「ダイレクトマウントブレーキ」の効果ですね!
次は軽くアップダウンのある区間。気持ちよく進む感じがします。そしてヘアピンを折り返したら10%程度の登りの続く区間へ!
フロントをインナーに落とし、まずはシッティングで。あれ、こんなに楽だったっけ?久々の物見山の登りですが、なんだか楽な気がする。
その後のアップダウンもクリアしてフィニッシュ!
タイムは・・・自己ベストから数秒落ちの10分ちょい!
このホイール・タイヤで?しかも一番スピードの乗る山村坂かなり抑え目に行ったのに!うーん驚きです!
その後数周続けて走ってみましたが、
普段より明らかにラクに走れて、しかも苦も無く10分台。わたしの力から考えて驚きの結果!
うーむこれはやはり空力のなせる業なのでしょうか・・・
心なしかアップダウン区間のアップ部分の減速が少ない気がする!
結論としては「エアロ効果」は「結果としてアリかも」
いや・・しかし「コンフォート」「オールラウンド」とも較べてみないとわからない!
次回のパルシウム、ゼリウスの試乗も楽しみになってまいりました!
どうぞお楽しみに。
<今回の商品はこちら>
①LAPIERRE (ラピエール) 【2016モデル】AIRCODE SL Ultimate エアーコード SL アルチメイト FDJ フレーム >>
②LAPIERRE (ラピエール) 【2016モデル】AIRCODE SL Ultimate エアーコード SL アルチメイト ブラック/レッド フレーム >>
■「エアロ/コンフォート/オールラウンド。それぞれの効果は実感できるのか?」その2「エンデュランス」はこちら >>
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