『インナーワイヤーの取回しを行いました。』
○特徴
最近のカーボンフレームは、中通し(ワイヤーがフレームの中を通る)のものがほとんどです。見栄えを良くしたり、空気抵抗の軽減などが目的と考えられます。構造上、ワイヤーをフレームに通す作業が発生します。
○作業
フレームの穴部分に付いている樹脂製グロメットを一旦取り外します。アウターの長さを適正にカットした後、インナーを通していきます。その際、先端の曲がった工具(写真ではピンクの柄)を使ったり、磁石を用いて引っ張りだすなど、工夫が必要です。
○ポイント
中通しの作業は、フレームによって非常に技術を要する作業となる場合があります。また、シフトインナーワイヤーを通す際は、BB下部の配線が特に難しく、ダウンチューブ内部で2本のインナーワイヤーがクロスしてしまっていないか確認しながら、作業を進める必要があります。クロスしてしまったままだと、変速に不具合が出てしまいます。
フェイスブックも毎日更新中! |