皆様こんにちは。
CROWN GEARSのブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本日は、現代的で新たなテクノロジーをが満載のSCOPE「ARTECH」ホイールについて解説させていただきます。
ディスクブレーキ化によりさらなるワイド化や形状の自由化で大きく進化したホイール。
しかし、最近はその進化もひと段落し、カーボンスポークぐらいしか差別化の要素が無くなってきた中で、突如新たなテクノロジーを引っさげ登場したのがこちらのARTECHシリーズです。
このホイールが生み出した新たなテクノロジーがなんといっても3Dプリントで製作されたハブです。
徹底的な軽量化のために、コンピューターでシミュレーションで剛性を維持しつつ不要な部分を削ぎ落して最適なハブ形状を開発。生まれたハブは従来の金属切削では不可能な形状となったため3Dプリント技術により製造されています。
最高の性能を実現するため素材もスカンジウム、アルミニウム、マグネシウムの高性能合金材料であるScalmalloy(スカルマロイ)を採用。ピナレロのトラックバイクにも使われる高強度高剛性の3Dプリント用素材が使われています。
その結果、前後で僅か199gとかつてない軽さと剛性を併せ持ったハブを実現しました。
さらにSCOPE独自のダイヤモンドラチェットも見直され、ラチェットに軽量なチタンを使うことでより軽く、耐久性のあるものに進化しています。
特徴的なのはハブだけではありません。
アイントホーフェン工科大学、デルフト工科大学、シュワルベ、SKF、チームDSMなど数多くの専門家の協力を得て、生まれたリムは魚の鱗をイメージしたデザインが採用されています。
魚の鱗をデザインした表面構造は、リム表面上を異なる速度で流れる空気の帯を生成し、この流れを安定させる効果があることを確認され、これまで以上の高いエアロダイナミクスを実現。同時にその特徴的な見た目はARTECH視覚上の特徴にもなっています。
究極のホイールを実現する要素として現代では欠かせないカーボンスポークもARTECHには採用されています。
ニップルをリムに内蔵することで、高い横剛性を実現し、加速時や登坂時の効率を向上させています。
また、デルフト工科大学の協力でこのスポーク構造に対応し、リムのカーボンレイアップも最適化させました。
スポークホールの周りは局部的に強化されています。部分的にカーボンの積層を増やす手法で、高い剛性を維持しつつリムの大幅な軽量化を実現し。軽い漕ぎ出しとスプリントのパワーを完璧に推進力に変える剛性を兼ね備えています。
実物を見てもこのホイール以上に個性的なホイールはありません。
まるで本物の魚の鱗のようなリムは黒一色でデカールがなければどこのものか判断のつきにくかったカーボンホイールにこの上ない個性を与えてくれます。
そして、3Dプリントにより生み出されたハブです。
コンピューターによる最適化で生み出されたとされる形状ですが、生物のような有機的な形状。最適化の結果生まれたものが自然界のもののような構造になることに自然の大きな力を感じずにはいられません。
クラウンギアーズではこのARTECHで最もリムハイトが高い「ARETECH 6 CERAMICSPEED」を店頭展示中です。
65mmのリムハイトに内幅23mmのワイドリムでありながら、その重量は僅か1244gとローハイトの軽量ホイールを凌ぐ圧倒的な軽さを実現しており、平地からヒルクライムまでどんな場面でも最高で最速の走りを実現してくれます。
新たな技術を駆使し、さらなる次元の完成度を実現したSCOPE ARTECHシリーズ
テクノロジーと性能が融合した今最も注目のホイールです。
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それでは素敵なサイクルライフをお過ごしください。