ダイレクトドライブトレーナーの中で一線を画すハイエンドモデル「KICKR MOVE」をご紹介します。

ダイレクトドライブトレーナーの中で一線を画すハイエンドモデル「KICKR MOVE」をご紹介します。

2024年01月08日

皆様こんにちは。

CROWN GEARSのブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

本日は、これから冬本番を迎えるにあたって改めて検討いただきたいスマートトレーナーのご紹介です。

自転車の室内トレーニングはコロナ禍で多くの方に導入いただきましたが、

そろそろ、より高機能なモデルに買い替えを検討される方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そんな皆様にお勧めしたいのは、発売されたばかりのWahooの最新モデルKICKR MOVEです。

従来のKICKRスマートトレーナーに”MOVE”がついて、その名の通り前後に動くようになりました。

この手の可動式のトレーナーは「たちこぎを自然にできる、だから実走に近い」という売り文句になりがちです。

そのために約5万円の価格差はどうなのかな?と私は考えていました。

 

 

でも、メーカー展示会で試させてもらってその考えは180度変わりました。

一度、KICKR MOVEで走ってみてから、従来の可動しないKICKRに戻ってみると違いは歴然、

従来型のダイレクトドライブ式トレーナーではこんなにもがっしり固定されてしまっていたのかと気づかされます。

現行のKICKRはAXIS FEETにより左右に多少揺れる仕組みが付けられているのですが、それでもなお固定されている感覚が強く、

たちこぎ時はもちろん、シッティングで漕いでいてもハンガー周りの剛性が異様に強い印象になりました。

要するに、ハンガー部が全く動かない様は、さながらジムのエアロバイクのごとしと言ったところでした。

 

それに比べKICKR MOVEはハンガー部がフローティング!

ペダリングに合わせて自然に揺れてくれますので、本当に外で走っている感覚で走れます。

さすがにたちこぎで左右に車体を大きく振った時の感覚までは再現できませんが、これはどんなタイプのトレーナーでも同様ですね。

逆にこのフローティング機構により、ペダリングにムラがある時には余計な揺れを生じてしまい、力のロスが発生してしまいます。

それだからこそ、揺れを生じにくいペダリングをすることで外で走る際にも役立つ効率の良いペダリングができるようになるわけです。

 

 

個人的にはペダリング技術を身に着けるには3本ローラーが一番だと思っていますが、

KICKR MOVEはそれに近い技術トレーニングをできる機材になっています。

通常の揺れの無いダイレクトドライブ式トレーナーでは筋力や心肺能力といったフィジカル面は鍛えられますが、技術面は向上しません。

それどころか、がっしり固定されていることに甘えてパワーさえ出せればいいという無理やりなペダリングをしているとペダリング技術への悪影響もあり得ます。

人によってはZWIFTレースでは勝てるのに外を実走するとあまり速くないというケースもあると聞きますが、こういった技術面トレーニングの特徴も要因のひとつになると思います。

フィジカルと技術の両方が鍛えられる、しかも自然な実走感で長く乗っても脚へのダメージが少ないというのがKICKR MOVEだけの特長となっています。

まるでジムのエアロバイクのようなKICKRとちゃんとロードバイクに乗っている感覚のKICKR MOVE、私の主観的にはそのぐらい違いがあります。

 

 

なお、あえてKICKR MOVEの向かないシチュエーションを挙げるとしたら、ZWIFTレースのスプリントではないかと思います。

揺れるということは、あなたのペダリングの力がそちらに逃げていることですので、ギリギリのスプリント勝負では勝てなくなることが考えられます。

フローティングをロックする仕掛けはついていますが、ロックしても左右への多少の揺れや可動機構のがたつきなどで、従来型KICKRに比べると力をロスする要素が多くなります。

その点だけ理解すれば、KICKR MOVEはKICKR比5万円アップ以上の価値があるトレーナーであることは間違いありません。

 

ぜひご検討ください。

 

 

▼本日ご紹介した商品はこちら

https://www.crowngears.com/item/0850048106017

 

■動作する様子をご紹介したYoutube動画もご覧ください。

 

 

■DAILY NEWSはこちら

 

それでは素敵なサイクルライフをお過ごしください。

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