グランツールや世界選手権、オリンピックなどで数多くの勝利を獲得している生粋のレーシングブランド「FELT」
そのブランドの中核をなすレーシングオールラウンダーが「FR」。その第4世代となる「4.0」が登場しました。
「FR」が一貫して追い求めてきたのが、
・ライダーの意思に自在に反応するクイックな操縦性
・ライダーからの入力を即時にスピードに変換する鋭い反応性
だけではなく、
それらを如何に長時間にわたってライダーに提供できるかという事です。
100km、200kmという道程を終えた最後の場面にこそ「意思に自在に反応する操縦性」や「鋭い反応性」が求められること、
それを可能にするためにライダーの体力を守り抜くことが真のレーシング性能である、と言う事を、長きにわたるレースの現場からのフィードバックによって理解している、という点こそがFELTをして真のレーシングブランドたらしめている理由と言えます。
そんなFELTが満を持して送り出した「FR 4.0」は当然のことながら現時点において最高レベルのレーシングオールラウンダーに仕上がっています。
1.伝統的な「ダブルダイヤモンドデザイン」ながら細部に生きるエアロダイナミクス
一見トラディショナルな「ダブルダイヤモンドデザイン」ですが、レーシングバイクに求められる剛性と快適性を確保するための理にかなった選択です。
もちろん単にトラディショナルなだけではなく、あらゆる部分のケーブルインテグレーションが進められています。
また、見た目にわかりやすい「空力デザイン」よりも実は最も効果の高いホイールという回転要素の生み出す空気の乱流を抑制するデザインをフォーク、ステーに施すなど、見た目より実を取った効果的な空力デザインがなされています。
レーシングオールラウンダーに当然求められる「自転車として速いこと」は充分担保されていると言えます。
2.最高の剛性を持たせつつ高い柔軟性とのバランス
シートステーには「バリアブルセクション・シートステー」を採用。これはシートステー上端から下端にかけて連続的に複雑な形状変化をかけ、最高の剛性を持たせつつ高い柔軟性を実現する設計がなされています。
これによりバイクの反応性を損なうことなくライダーの快適性を向上させることが出来、長距離のライドにおいてもライダーの脚力を温存することが可能となっています。
ここで唐突に「F1」フォーミュラ1の話をさせていただきます。
近年のフォーミュラ1は「空力」エアロダイナミクスの占める部分が非常に大きくなっています。
所謂ドラッグ、「空気抵抗」を減らしつつ、フロントやリアのウイングで、車体を路面に押し付ける「ダウンフォース(これによってトラクションを確保し高速でカーブを曲がることが出来る)」を確保しなければなりません。
特にここ数年は前後のウイングのみならず、車体の床面自体をウイング形状とすることでダウンフォースを生み出す「グランドエフェクトカー」が解禁されるなど「空力」の占める部分が大きくなっています。
この「グランドエフェクトカー」はより大きなダウンフォースを生み出すために、車体底面と路面との距離を一定の低さに保つ必要があり、車高変化をなくすためサスペンションを締め上げガチガチの乗り心地になってしまう傾向があるそうで、これがベテランドライバーにとってはキツいそうです。
ルイス・ハミルトンやフェルナンド・アロンソといった往年の偉大なチャンピオンたちも苦労しているようで、より若いチームメイトに後れを取ったりする事態も起こっているようです。
日常的にトレーニングをしている、フィジカルの優れたF1ドライバーですら「硬い乗り心地」には苦労しているというのは興味深い事実です。
F1とロードバイクではいろいろと違いますが、わたしたちサイクリスト、とくにベテランサイクリストにとっても「長い距離を速く走る」ためには実は「快適な乗り心地」こそがレーシング性能の最も大事な部分であるというのは頷ける部分であると思います。
話がそれてしまいましたが
・わかりやすさより効果の高い乱流抑制に注力したエアロダイナミクス
・剛性を確保しつつ柔軟性を高め「打てば響く」をいつでも引き出せる(脚力を残せる)快適性
・そしてそれらに説得力を与えるレーシングブランドとしての数々の実績
以上三点をもって FELT FR 4.0 をいま最もおすすめのレーシングオールラウンダーとさせていただきます!
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それでは素敵なサイクルライフをお過ごしください。