1月にしては妙に暖かな日。なんだか不思議な感じですが試乗的には文句なしです。
今回の中古ちょっとだけインプレはCannondaleのSYNAPSE CARBON 5です。
https://www.crowngears.com/item/3717003950887
キャノンデールのシナプスと言えば「長い距離を疲れずに走る」走るための「ENDURANCE ROAD」に分類されるバイク。
「シナプス」というのは「神経伝達において電気信号を化学物質の信号に変換し、次のニューロンに伝わりやすいようにする特別な構造」
つまり神経伝達にかかわる回路のことを指すようです。
疲れの原因となる不快な振動はカットし、必要な情報だけを「伝達」してくれる。この名称から連想されるのはそんな性格。
ふわふわして乗り心地の良いロードバイクなんだろうか?そんなことを考えながらいつも通り明治通りを新宿方面へ。
最初の加速感。たしかにわりとおだやか。しかし感じるのは「やわらかさ」よりは素直さです。過不足なく踏んだだけ加速してくれます。
信号待ちの度にいろいろ加速を試します。今度はダンシングで一気に。
やはり踏めば踏んだだけ加速してくれる感じです。しかしながらペダリングでの入力が即時にスピードに変換されるわけではなく、撓りがあるのか、わずかなラグをもって加速する感じがします。
「レスポンス」という意味では良くないのかもしれませんが、この「よし、じゃあ加速するよ!」という間が乗り手に余裕を与えてくれる気がします。
そのまま巡航態勢へ。さすがにヘッドチューブが長く、さらにコラムもかなり残っていますのでポジションはかなり楽。
直進安定性も高く非常に快適な巡航性能です。加速の時にも書きましたが、撓りがあり、このフレームの撓りがエネルギーを一旦貯めつつ後輪に供給してくれる(ような感じ)がします。
よって一定の速度に達するととても維持しやすく感じます。
少し荒れた路面を通過します。
たしかに振動を減衰して伝えてくれる感じはします。しかし完全にカットするわけではなく必要なインフォメーションはしっかり伝えてくるようで、不安な感じは全くしません。
お馴染み新宿駅南口の跨線橋の上り。ダンシングで上ってみますが振りはそれほど軽くないので、振り回すより縦に踏んで行った方がよさそうです。ペダリング自体はは重くはないので登りには十分対応できると思います。
コンポーネントは105 5800。ブレーキも前後105で文句のない制動感です。
二股のBB基部、フォーク、チェーンステーの形状など、快適性最重視に見えますが乗り味はそこまで快適さ最重視に振ったバイクではないと感じました。
加速、ハンドリング、巡航などすべてが中庸のストレスのないバイクです。
クリテリウムなど瞬発力がいるイベントには向かないかもしれませんが、上り下りのあるロングライド、また長距離のレースなどであれば後半まで足を残せそうです。
ペダリング自体は軽いのでホイール次第では上りにも。
一定の強度でたんたんと長距離を走るというような用途には最適なバイクに感じました。
店頭に展示してありますのでご来店いただければいつでもご覧いただけます。
Cannondale (キャノンデール) 2015年モデル SYNAPSE CARBON 5 シナプス カーボン 5 105-5800 サイズ51(168-173cm) 完成車のご購入は
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