ジャパンカップ特集2「最高のパンチャー:ジュリアン=アラフィリップ」

ジャパンカップ特集2「最高のパンチャー:ジュリアン=アラフィリップ」

2023年10月03日

皆様こんにちは。

CROWN GEARSのブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

10月15日に宇都宮で開催される国内最高のロードレース「ジャパンカップ」を特集紹介してまいります。

特に今年は、ツールドフランスなどのプロロードレースにちょっとだけでも興味のある方にとって大注目の1流有名選手が多数来日する、豊作(?)の年となっておりますので、ぜひこの機会にサイクルロードレースを知っていただければと思います。

ジャパンカップのレース紹介からの連載となっていますので、未読のかたはぜひ前記事もご覧いただければ幸いです。
サイクルロードレースの見方の一つとして選手を見るというものがあります。お気に入りの選手を決めてみて、その成績・チーム・機材などを見てみるとレースの中での走りも楽しみになってきます
注目選手の候補として今回は、フランスのスーパースター、ジュリアン=アラフィリップを紹介いたします。
現在31歳の彼はデビュー数年で多くのメジャーレース優勝を手にし、特に2020年と2021年の世界選手権ロードレース連覇で世界最高のパンチャーの名声を手にしました。
そのほかにもグランツールのようなステージレースでもステージ優勝や山岳賞の獲得もしています。
パンチャーというのは選手の「脚質」と呼ばれるものの一種類です。
他にもクライマーやルーラー、スプリンターなどの種類がありますが、その中でパンチャーと呼ばれる選手は短めの時間の高出力を出すことが得意な選手でスプリントや短距離の上り、レースの中の「逃げ」と言われる動きもできる、レース中の様々なシチュエーションで活躍するシーンがあるタイプの選手です。
クライマーやスプリンターなどの極端な得意シチュエーションの無い選手がパンチャータイプと称される傾向もありますので、プロ選手のなかで比較的多くの割合を占めるのがパンチャーですが、分母となるパンチャー選手が多いからこそアラフィリップの強さが際立ちます。
レースの最終盤に数百メートルの斜度20%近い劇坂に集団で差し掛かった時などはまさにアラフィリップの独壇場。
かつてのジルベールを思わせる力強いアタックで一気に差を広げゴールに飛び込む姿が印象的です。
直前の世界選手権で勝った選手はその後1年間のレースで世界チャンピオンジャージを着ることになります。
フランス語で虹を意味する「アルカンシェル」と呼ばれる、白地に青・赤・黒・黄・緑の5色のボーダーを施した柄のジャージです。
アラフィリップは数年前の世界チャンピオンなので今このジャージを着ることはできませんが、世界チャンピオン経験者はジャージの袖口などにアルカンシェル柄を入れることが認められています。
今大会でもアラフィリップだけのアルカンシェル入りジャージを着ているかと思いますので、レースの写真などを見る機会がありましたらぜひ探してみてください。
そんなアラフィリップ選手が所属するチームは「スーダル・クイックステップ」です。
ウルフパック(狼の群れ)を自称し、集団で獲物に襲いがかるが如く勝利をつかみ取る貪欲さを信条としています。
今年レース投入された最新バイク、SPECIALIZED S-WORKS TARMAC SL8 は流通し始めたばかりの機材ですのでこの点も興味深いレースとなります。
当店では現時点ではS-WORKS TARMAC SL6をはじめ、S-WORKSモデルのROUBAIXやAETHOSも在庫がございます。
いずれも世界トップクラスのロードバイクとして間違いのないモデルばかりですので、ロードバイクをご検討の際にはまずこのSPECIALIZED(スペシャライズド)をみていただければ幸いです。

■DAILY NEWSはこちら

 

それでは素敵なサイクルライフをお過ごしください。

RECOMMEND

PAGE TOP