皆様こんにちは。
CROWN GEARSのブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本日は「PINARELLO DOGMA K8-S」をご紹介いたします。
DOGMAの「8」というと、現行の「F」その前の「12」、「10」があって、もうひとつ前が「8」ですので3世代前、そしてその世代の中でも特殊なリアサスペンション付きのモデルが「K8-S」です。
サスペンション付きのロードバイクということで、レースをよく観ていらっしゃる方は思い浮かぶかもしれませんが、パリ-ルーベなどの石畳など悪路を含むレース向きに開発されたバイクです。
悪路走行向けの頑丈さとサスペンションを含むギミックがありますので、もちろん超軽量バイクではありませんが、見くびることなかれ、このバイクには「ゲームチェンジャー」の通り名が与えられています。
”The way it feels, its aerodynamics, stiffness and improved flex in the rear is game-changing for cycling.”
このように語り、「ゲームチェンジャー」の名づけ親となったのは、イギリス人初のツールドフランス総合優勝やいくつものオリンピックメダルを獲得したサー・ブラッドリー・ウィギンスです。
ウィギンスによるこの感想はK8-Sの特長そのものだと言えるでしょう。
DOGMA F8譲りの空力や剛性を持つレーシング性能の高い前三角とフレキシブルな後三角の融合により、石畳の衝撃をいなしつつ、適切なトラクションを路面に伝えスムーズに走行する様子はそれまでのロードバイクからは一線を画するものとなっています。
そして、このハイエンドクラスのロードバイクでのリアサスペンションモデルは、この後の世代のK10-Sまでの2代しかラインナップされていませんので、希少なモデルとなってしまいました。
石畳のレースであってもより高速でより軽量なモデルが求められるようにプロレースの要求が変わってきたことも原因かとは思いますが、せっかくのリアサスペンションという試みがもっと発展したらと想像すると惜しい気がします。
プロレースの世界では広まらなかったモデルとはなってしまいましたが、一般ユーザー目線では下記のような技術的な補助の点で非常に価値のあるモデルです。
S-WORKS ROUBAIXの紹介の際にも近い内容を紹介していますが、後三角がフレキシブルなフレームはトラクションコントロールの技術を補ってくれる効果がありますので、ペダリング技術の巧拙にかかわらず、スムーズに進む印象を与えてくれるバイクになります。
K8-Sではレーシング向けのしっかりと前傾姿勢をとったポジショニングもしやすいため、しっかりと速度を出しながら長い距離を楽に走り続けられるバイクをお求めの方に最適です。
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PINARELLO(ピナレロ) DOGMA K8-S フレームセット在庫商品
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