皆様こんにちは。
CROWN GEARSのブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
かつてはすべてのライダーが心血を注ぎ、追求してきた軽さですが、
近年はロードバイクの最重要ポイントは空力性能に取って代わられその存在感は薄れてきたように思えます。
技術革新やUCIのレギュレーション、時代の流れで求められるものも変わっていくものなのだと実感させられます。
しかし、軽さは今でも多くのライダーにメリットを与えてくれるバイクの最も大事な要素の一つです。
今回はそんな軽量バイクの到達点ともいえる6kg台のバイク達とそのメリットをご紹介します。
〇TREK (トレック) 2022モデル EMONDA SLR9 エモンダ DURA-ACE R9270 Di2 : 重量:6.62kg
メリットその1: 6kg台バイクなら漕ぎ出しが軽い
6kg台の軽さが生み出す要素の中で最も身近に感じられるのはなんといっても漕ぎ出しの軽さです。
〇BMC (ビーエムシー) 2023モデル Teammachine SLR01 TWO DURA-ACE R9270 Di2 12S : 重量:6.98kg
街中で多い信号待ちからのスタートの時に6kg台のバイクたちは驚くほど軽快にスピードに乗せることが出来ます。
また、巡行時でもコーナーの立ち上がりや上り坂での折り返しなどスピードが落ちた場面での漕ぎ出しが軽快だと非常に気持ちがいいものです。
ライドの快適性を大きく上げる漕ぎ出しの軽さは6kg台のバイクの大きな魅力です。
メリットその2: 6kg台のバイクなら登りが軽快に
〇SPECIALIZED (スペシャライズド) 2022モデル S-WORKS AETHOS エートス RED eTap AXS 12S : 重量:6.4kg
昔から数多くの、というよりすべてのライダーが軽さを求めてきたのは理由はなんといってもつらい坂道を楽にするためです。
人力でありながら驚くほどのスピードを出せるのがロードバイクの魅力ですが、
そんなロードバイクの魅力が大きく減少してしまうのが「上り坂」です。
平地であれば、空気抵抗と転がり抵抗がスピードの足かせになるとは言え低~中速域ではそれも大したことはなく、
平地が続く限りはどこまででも走っていける、と思わせてくれるのがロードバイクという乗り物です。
しかしながら、上り坂に差し掛かるとこれが一転し、
ペダルのひと漕ぎひと漕ぎで自分と自転車を含む全重量を持ち上げなくてはいけない筋トレマシンと化します。
上り坂がどこまでも続いてほしいという人は稀有です。
平地、下り坂では「自ずから転がる車」ですが、上り坂では「自転車」ではない違う乗り物になってしまうと言っても過言ではありません。
そんな中でわざわざより重いものを持ち上げたいと思う人はいません。
6kg台のロードバイクというのは、詳しくは後述しますが、最も軽いロードバイクです。
それでも上り坂が平地のように楽になるということはありません。
つらいものはつらいのですが、最も軽いロードバイクに乗っていれば
あなたにとって最も効率よく坂を登れる状況は作れています。
人事を尽くして天命を待つ、の気分でそれを力に変えていきましょう。
メリットその3: 6kg台のバイクは持ち上げるときに軽くて感動
〇TIME (タイム) 2009 VXRS World Star Ulteam SUPERRECORD 12S : 重量:6.54kg
「バイクを持ち上げる機会なんてそんなにないのでは?」と思われるかもしれませんが、
実は日々のサイクルライフの中で我々は必ずバイクを持ち上げています。
例えば、自転車を自宅の中で保管している方は玄関から出すとき、あるいは帰宅して入れるときに。
例えば、ライド中でコンビニに入るためにバイクを立てかけるときに。
例えば、道を間違えて180°ターンをするときに。
例えば、通勤に使っているなら駐輪場に止めるときや出すときに。
など実は様々な場面で我々はバイクを持ち上げています。
6kg台の自転車はそんなシーンの度に、いつもその軽さでライダーを快適に、笑顔にしてくれます。
自転車が軽い、それだけで「これはいいものだ」と実感できます。
もちろん、輪行をされる方はその軽さの恩恵をさらに多く受けることが出来るでしょう。
当店の販売中車体はどれも持ってみていただくことができますので、
軽さを感じたいかたは、ぜひスタッフに一声おかけください。
メリットその4: 6kg台のバイクはトップクラス
6kg台のバイク特集の最後、そして最大の魅力はフレーム、コンポーネント、
ホイール等すべての要素がトップクラスでほぼ構成されていることです。
どんなに軽いフレームであろうとも合わせるホイールやコンポーネントが重ければ6kgはおろか7kg台も達成できません。
以外に重量に響いてくるサドルやシートポスト、ハンドルなども全体の重量に大きく影響しています。
つまり、重量が6kg台ということは多くのパーツがトップクラスのパーツで構成されている証であり、
その走りもトップクラスであることの証明となるのです。
6kg台は最軽量と先に少し述べましたが自転車の国際競技団体UCIの規定で、
プロのレースに使えるロードバイクは6.8kg以上の重量でなければならないと決まっています。
レースで走る時でなければもっと軽いロードバイクに乗っても何ら問題はございませんし、
見ようによってはプロよりもいい(軽い)バイクに乗っていると言えます。
軽さという一要素ではありますが、プロよりもスペックのいい機材を使えるスポーツが他にあるでしょうか?
ロードレースシーズンが始まり、レース中継の放送も見かけるようになりました。
きっと「パパ、あのプロ選手よりもすごい自転車に乗ってるんだよー」「パパ、かっこいい!」という会話で盛り上がる家庭もきっとあることでしょう。
軽い自転車は夢が膨らみますね。
いかがでしたでしょうか。かつてほど注目されなくなっているように思える「軽さ」ですが、軽さがもたらすメリットは今でも変わっていません。
むしろ、我々ホビーライダーにとっても空力よりも軽さのメリットの方がずっと大きいのではないでしょうか。
軽快で高性能で快適。そして、憧れでもある6kg台のバイクをぜひクラウンギアーズで手に入れてみてください。
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それでは素敵なサイクルライフをお過ごしください。