■「エアロ/コンフォート/オールラウンド。それぞれの効果は実感できるのか?」その1「エアロフレーム」 はこちら
■「エアロ/コンフォート/オールラウンド。それぞれの効果は実感できるのか?」その2「エンデュランス」 はこちら
自由自在に加速し、曲がり、登る。
まるで「ファイアボルト」!
魔法のほうきのようなバイク
おまたせしました第三弾!
「エアロ/コンフォート/オールラウンド。それぞれの効果は実感できるのか?」
その3 オールラウンドフレーム 「XELIUS SL Ultimate」です!
「ハリーポッター」をご存知でしょうか?
あれに出てくる「ニンバス2000」だとか「ファイアボルト」なんていう高性能な箒がありまして、主人公のハリーを乗せて、「吹っ飛ぶように」飛ぶのですが
本当にあの箒があったらこんな感じではないか?そう思わせるようなバイクでした!
さらに今回、この魔法のバイクには「魔法の加速装置」Q-ringsまで付いている!
これからその「魔法のような」高性能ぶりをとくと語らせていただきます。
走り出してしばらく経ってから
「あ、そうか、今乗っているのは自分のTCRではなくて、お店で借りた試乗車のゼリウスだったっけ」と認識し直すくらいの自然な乗り味。
そして仕事で疲れているはずなのに自分の力以上にバイクが走る!
ゼリウスがすごいのか、それともQ-rings効果?
そのファーストインプレッションは翌日の物見山での好パフォーマンスを期待させるものでした。
いままでのFDJカラーとは違って今回はネオンイエロー
目立ちます。
今回はQ-rings装備。はじめての楕円チェーンリング!
エアーコード同様のダイレクトマウントブレーキ。
下りでの安心感が違います!
特徴的なトップチューブとシートステーの接合部。パルシウムのともまた違います。
快晴の埼玉県。東京・埼玉のロードバイク乗りの方ならお馴染みの物見山です!
まずは大東坂登坂で小手調べ。
信号が変わると同時にダンシングでスタート。まず感じるのはエアコードともパルシウムとも違う振りの軽さ!人それぞれ好みはあるかと思いますが明らかに自分の好きなタイプ。思わず笑みがこぼれます!
序盤、動物園前の中斜面を登ります。普段と同じように走ったつもりだったのですがグイグイ走る!あとで車載動画を見直してみてビックリ。「ここで30km/h出てたんだ・・」
そうかこれがQ-rings効果?
そして中盤の緩斜面を経て最後の急斜面。一転して感じるふだん以上のキツさ。
今回の登坂結果は2分34秒。久々でしたがなかなかの好タイムでした。
少し休んでいよいよ物見山周回にチャレンジ!
スタート後信号を左折してから少しだけ登りがありますが、それ以外は下り基調の前半。
速度の乗る山村短大前の下り坂は、いつも緊張気味に走るのですが、このゼリウスは素晴らしい安定感。それでいながらブレーキングしながらの左ターンで見せたコーナリング性能は切れ味抜群!狙い通りのラインを確実にキープしてくれました。
ここから南端の折り返しまでは基本下り基調で適度にアップダウンのある「夢のような」区間。
下りのエネルギーをキープしたまま緩い登りでさらに加速!今思い出してもうっとりしてしまうような筆舌に尽くしがたい素晴らしさ。ゼリウスプラスQ-ringsの魅力全開という感じの区間でした。(後でデータを見てみるとスタートから折り返しの信号まではやはり自己ベストが出ていました。)
折り返しから先は「物見山と言えば」のキツイ登り区間。インナーに落としダンシングで登ります。振り自体は軽快なものの、普段よりキツく感じる。これはやはりQ-ringsの影響によるもの?
もしかしたらQ-ringsでの急斜面の登り方には何か特別なコツのようなものがあるのかもしれません。
さらに急な登りを登りきり、斜度が緩んだところでアクシデント!
アウターに上げようとしたところなかなか上がらない!ガチャガチャ言ったのち内側へチェーン落ち。
あわてて戻し、リスタート。うーむ踏んだまま変速はムリだったか・・・
ロスを取り返すべく最後のアップダウンを頑張ります!
ゴール前の登りはダンシングでスプリント!(のつもり)
タイムは10分04秒!(チェーン直し停止時間は含まず)ロスがあったわりにはいいタイムなのですが、途中までの調子の良さを考えるとちょっと悔しいタイム。よってもう一周頑張ります!
今度は登りのフロント変速ポイントで細心の注意を払いつつ、足を止めて変速。多少ガチャガチャ言うものの上手くアウターに上げることが出来ました。
しかし今までの経験から言って2周目が1周目を上回った試しはありません。が力を振り絞ってゴールしてみると1周目と全く同タイム!これはびっくり!
ちょっとアクシデントに見舞われてしまったものの体感的には今まで試乗した3台のなかで一番のパフォーマンスを感じました。
Q-ringsに関しては平地とアウターで登るような緩い登りの伸びには素晴らしいものがあります。まさに「加速装置」。
ゼリウスとの組み合わせも素晴らしいものでしたが個人的には最初に乗った「エアーコードSL」との組み合わせも試してみたいと思いました。
ゼリウス ULTIMATE SLのダンシングの振りの軽さ、下りの安定性、シャープで自由自在なハンドリング(こう書くと全部ですね・・・)は素晴らしいものでした。まさに「魔法の箒!」
総合的に、どんなコースにも対応できる珠玉の一台が欲しければ「XELIUS ULTIMATE SL」は最高の一台!
個人的な好みでちょっとまとめてみると
クリテリウムなど平地を速く走るなら「エアーコード」
ロングライドイベントなど長距離を速く走るなら「パルシウム」
そして平地から登り、ワインディングなどあらゆる道で「ロードバイクとして」最高の性能を味わいたいなら「ゼリウス」です!
ちょっと・・・欲しくなってしまいました。
三台とも試乗車仕様のまま、ホイールは「RS010」タイヤは「Dynamic Sports」という決して軽くはない組み合わせでこの高性能・・・
皆様もクラウンギアーズにてぜひこの高性能を味わってみてください!
ぜひ最高の一台と新たなロードバイクライフを!
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