皆様こんにちは。
CROWN GEARSのブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本日はあの老舗サドルメーカーから登場した話題の3Dプリントサドルのインプレッションをご紹介いたします。
SELLE ITALIA 3Dプリントサドルはこちらをクリック
FIZIKが業界の先鞭をつけた3Dプリントサドルは今やサイクルサドル界の一大トレンドとなっています。
そんな3Dプリントサドルにあの伝統メーカー「セライタリア」も参入したということで、その性能に注目が集まっています。
当店では3/24まで試乗サドルをご用意しており座り比べも出来るようになっております。
SELLE ITALIAの3Dプリントサドルは2種類
一つは大昔から多くのライダーに愛されてきたSLR。そして、もう一つが2015年に復活した快適性を重視したモデルNOVUSとなっています。
(SLR BOOST 3D SUPER FLOW)
(NOVUS BOOST EVO 3D SUPER FLOW)
まずは、NOVUSの方ですが、こちらはまさに万人受けする現代的なサドルです。
ライダーを選ばない穏やかなカーブの座面は癖がなく初めてでも違和感なく座ることが出来ます。
3Dパッドは体重をしっかりと支えながら、部位によって異なる味付けにより、ペダリング時のお尻の動きに柔軟に追従してくれます。
そのため、従来のパッドの自転車と異なりペダリングが非常にスムーズで初めてのサドルとは思えないほど、スイスイとペダリングすることが出来ます。
パッドの自体も厚めに作られているため体重が重い私でも、沈み込みきってしまうことなくお尻をしっかりと支えてくれました。
対してSLRはNOVUSと全く違ったフィーリングを見せてくれます。
座面の3Dプリントは均一な面になっている印象のNOVUSに比べ、SLRは模様が大きめで凹凸が強い形状となっておりパッドの造形自体も異なります。
また、座面のカーブも穏やかで癖のないNOVUSに対して、お尻をグッとホールドするようなカーブとなっています。
走ってみてもそのフィーリングはNOVUSと明らかに違いました。
スイートスポットが広く座る位置の変更を問わないNOVUSに比べ、
SLRはお尻をマウントする位置がきっちり決まっているようなフィーリングとなっています。
ただ、お尻をしっかりとマウントしてくれるので、上り坂などでペダリングパワーを上げていくときに
お尻をしっかりサポートしてくれる感じが強く、力強いペダリングがぐいぐい行えます。
このペダリングに最適化したフィーリングはまさにレーシングサドルそのものでスピードを出したい方には最適です。
また、NOVUSと比べ幅が狭いのでペダリングもよりスムーズに行えます。
快適性こそNOVUSに譲りますが、パワフルなペダリングをしっかりとサポートしてくれる感触はSLRの大きな魅力です。
個人的な話ですが、私はこれまでSLRサドルはあまりお尻にフィットせず好みのサドルではなかったのですが、
3Dプリントを採用したこのモデルはそんなイメージを払しょくし、快適に走ることが出来ました。
SLRが多くのライダーに愛されるレーシングサドルの定番のひとつと言われる所以が感じられました。
3Dプリントサドルは高価なこともあり従来のサドルとは別枠で語られがちな気がしますが、
今回のセライタリアの製品を試してみると、従来パッドのサドルの良さをそのままに、
さらに快適に、ライダーに合わせやすいようにしたサドルだということがよくわかります。
サドルがお尻に合わず「外れだった」となってしまうことが3Dサドルだと少なくなると思います。
さらに、これまでのサドルは値段の高さは軽さの違いで、快適性が大きく向上することはありませんでしたが、
3Dプリントサドルは高価ではありますが、快適性がはっきりと向上しています。
ハイエンドサドルに軽さ以外の、サドル本来の快適性の恩恵を与えた点でも、
3Dプリントサドルはサドルの新たな流れといえるのではないでしょうか。
余談ですが、3Dプリントサドルはインドアトレーニングにも向いていると感じます。
3Dプリントで凸凹した表面は滑り止め効果があり、上半身を自由に動かして姿勢を変えることができます。
また、インドアトレーニングでは風が無いことで汗濡れもしやすくなりますが、
通常のサドルだと座面が濡れた感触や滑りで不快になるところを3Dプリントサドルなら通気性のよさで快適さをキープしてくれます。
いかがでしたでしょうか。
クラウンギアーズではこのセライタリア SLR 3DとNOVUS 3Dを3/24(日)まで試乗可能です。
高価でなかなか購入するのはためらわれる3Dプリントサドルをこの機会に是非お試しください。
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それでは素敵なサイクルライフをお過ごしください。