【メカニック情報】 STI付近のワイヤーの取回し

2015年05月11日

【メカニック情報】 STI付近のワイヤーの取回し

○目的は…
最適なワイヤーの取回しをすることで、インナーワイヤーの抵抗が減り、スムーズなブレーキングやシフティングが可能になります。仮に抵抗が多い場合、レバーの握りが堅く重くなってしまったり、戻りが悪くなり、支障を来す恐れがあります。

○作業の流れ
今回は、買取しました中古自転車の配線を変えてみました。基本的には、無理がなく、緩やかなカーブを描くように配線を考えていきます。まずは、アウターの配線や長さを決めて、ビニールテープで固定し、インナーを入れていきます。
なお、Di2のエレクトリックワイヤーは、STI付近は少し弛みを持たせるのが基本です。ハンドルを握った時に、突っ張ってしまい、抜けたり、断線の恐れがある為です。

○注意点は…
最近ではカーボン製のハンドルに、中通しするタイプ(ワイヤーがハンドルの中を通る)が増えてきていますが、STIとの相性によっては、配線に無理な蛇行が生じ、抵抗が出来てしまう場合も稀にあります。その場合は、妥協して外を通すのも一つの方法かと思います。無理して中通しにしたけど、ブレーキやシフトの動きが悪くなっては本末転倒です。




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