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ロードバイクの世界において、スイスブランドといえばどのメーカーが思い浮かぶでしょうか?
おそらく多くの方は、SCOTTと並んでBMCの名を挙げることでしょう。
1986年に前身となる会社を立ち上げて以来、BMCはアルミ素材やカーボン素材を駆使して革新的なバイクを世に送り出してきました。
そんなBMCの旗艦モデルとしてラインナップされるのが、今回ご紹介する『 BMC Timemachine Road01 』です。
Timemachine Road01(以下TMR01)と名付けられたこちらのモデルは、空力性能に特化したエアロロードと呼ばれるカテゴリーに属します。
今日では風洞設備を用いた空気力学的解析が盛んに行われるようになり、ロードバイクにおいて 軽さ はもちろん、空力性能すらマストといわれる時代になりました。
このような時流のなかで歴代最高の空力性能を発揮すべく、TMR01には様々な専用設計が与えられました。
なかでも特筆すべきは、『Aero Module』と名付けられたエアロシステムです。
従来のエアロロードは「車体単品」での空力性能にフォーカスして設計がなされていました。
しかし残念なことに、ボトルや携帯ツール等の必携アクセサリーを後付け装備することで、せっかくの優れた空力性能が悪化してしまうことがありました。
これを解決するために考え出されたのがAero Moduleです。
Aero Moduleはエアロボトルケージ2個とストレージボックスが組み合わされ、フレームに嵌め込むように装着して一体化する構造になっています。
これにより空気の乱流が最小限に抑えられ、ライダーはメーカーが想定したとおりの空力性能をフルに享受することが可能となります。
(汎用ボトルが使用できることで、ボトルの選択肢が制限されないことも嬉しいポイントです。)
またこのほかに、エアロロード特有の太いフレームがもたらす剛性過多の問題も、TMR01であれば心配無用です。
TCC(Tuned Compliance Concept)と呼ばれる、シートステイがシートチューブと交わる接点を下方にドロップしてシートチューブをしならせる構造をTMR01にも採用することで、
路面からの突き上げを軽減するとともに、後輪のトラクション確保にも一役買っています。
より速く、より快適に。
そんないいとこ取りがTMR01の特徴といえるでしょう。
ご紹介したテクノロジーはほんの一部ですが、いかがでしたでしょうか。
これほどまで空力性能、ひいてはスピードを追求したTMR01は、まさにスーパーカーのような特別な存在であることがお分かりいただけたかと思います。
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BMC (ビーエムシー) Timemachine Road01 シリーズ
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