【VOL.4】サイクルモード東京2023で見つけた注目アイテム、サービス

2023年04月22日

皆様こんにちは。

CROWN GEARSのブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

4月15、16日に開催したサイクルモード東京2023に行ってまいりました。

その中で私が選んだ注目アイテムやサービスを紹介していきます。

 

第4回の今回は当店売り上げ数NO1のシーラント、いや液体チューブなどをご紹介します。

フジチカ MAKUHAL

 

 

今やプロレースも含めてロードバイクタイヤの主流となっているのがチューブレスタイヤです。

チューブがないことでグリップとクッション性、転がり抵抗が向上しより快適で速く走るための必須の装備となっています。

 

そんなチューブレスですが実は2つ、大きな問題ありました。今回はその問題を解決するアイテムをご紹介します。

 

一つ目がこちらのシーラント、いや液体チューブです。

チューブレスの大きな問題は空気漏れを防ぐために中に入れるシーラントです。

チューブ不要のチューブレスですが、隙間から空気が漏れるのを防ぐためにシーラントと呼ばれる液を内部に入れる必要がありました。

シーラントがリムとタイヤの僅かな隙間を埋め、空気漏れを防ぎつつシーラント自体がパンク防止剤にもなってくれるのですが、タイヤ交換の際に内部に散乱したシーラントをふき取る必要がある、内部で液体が移動するのでホイールバランスが悪くなる、結構多くの液体が必要なのでそこそこ重量がある、タイヤ交換の際に液が残っていると掃除が大変といった欠点がありました。

そんなシーラントの手間をすべて解決してくれるのがこの液体チューブMAKUHAL。

パッケージだけ見るとほかのメーカーと変わらないシーラントに見えますが、実はこちらは施工することでタイヤに薄い膜を張り空気漏れを防ぐ液体チューブです。

通常のシーラントのように内部に入れても液体として残り続けるのではなく、正しく施工すればタイヤにご覧のように薄い膜を張り空気漏れを防いでくれます。

この薄い膜はタイヤ片側当たり16MLほどで張ることが出来るので従来のシーラントに比べ大幅な軽量化を実現し、内部に液が残らないのでホイールバランスも崩さず、タイヤ交換の際に延々と掃除をする必要もなくなります。

さらにこの膜は天然のラテックスのような成分で柔軟性に優れ外側コンパウンド(ゴム)に出来た傷程度では空気漏れは起こらなくなりパンクのリスクも大幅に減ります。加えてタイヤの中で乾いてしまっても TUBELESSCUEで修理が出来るなど細部にわたりチューブレスタイヤの扱いやすさを向上させてくれます。

 

ただ、きれいな膜を張るためには正しい施工手順が必要です。

具体的には「タイヤをしっかり脱脂する→ビードを上げる前にビードの隙間をシーラントで塞ぎビードを上げる→シーラントをタイヤに多めに入れてゆっくり数回転させた後に余分なシーラントを抜き取る」といった工程を踏む必要があります。(下記公式動画もご参考ください)

従来は「シーラントを抜き取る」部分が手間でしたが、その声にこたえてフジチカがあらたに現役の医師の協力を経て「ヌキトル」を開発してくれました。

独特の先端のおかげでシーラントが溜まりにくくきれいに抜き取ることが出来、より簡単に施工ができるようになりました。

専用工具で圧倒的に施工しやすくなった、チューブレス界唯一の液体チューブMAKUHALはすべての方にお勧めの人気商品です。

 

チューブレスのもう一つの悩みはリムテープ破れです。

スポーク穴から空気が漏れるの防ぐためにリムにはテープが巻いてあるのですが、このテープがスポーク穴に圧迫されることで破れるのが、チューブレスの空気漏れの主な原因になっています。

テープは軽さも考えてそれほど頑丈なもので作られていないことが多く破れやすいです。加えて、一か所破れると完全交換になるのですが、テープ自体もかなり高価ですし、工賃(タイヤ洗浄からぴっちりとテープを巻く)も含めると片側で¥5,000-以上になることも珍しくありません。

そんなリムテープ破れのリスクを大幅に減らしてくれるのがこちらの「ドウシル」

写真のようにスポーク穴に銅のパッチを張り、段差を埋めることでテープの入り込みを防ぎテープ破れを防ぐことが出来るようになります。

銅自体の厚みはわずか0.1mmなのでビードが上がる邪魔もせず、重量にもほとんど影響を及ぼしません。最初にコツコツ張るのは少し手間ですが、一度貼ってしまえば以降はテープ破れの可能性を大きく減らし、扱いやすさをグッと向上させてくれます。

このように便利なドウシルですが、ひとつ注意点があります。

それはカーボンリム専用であることです。

ドウシルをアルミリムをに使うと異金属同士が組み合わされることで電食が起き、リムのほうが腐食してしまうのでアルミリムには使わないようにしてください。

 

いかがだったでしょうか。今や主流となったチューブレスの2大問題を解決したフジチカの商品は当店でも一番人気となっています。

より快適なサイクルライフが楽しめるこの革新的な製品をぜひあなたのライドに加えてみてください。

 

▼本日ご紹介したパーツはこちら

フジチカ MAKUHAL

 

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それでは素敵なサイクルライフをお過ごしください。

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