先日、早朝にロードバイクに乗る機会があったのですが、ちょっと油断して秋から初冬期用のタイツをはいて行ってしまったら、あまりの寒さに感覚がなくなりそうでした。
関東といえど冬の早朝はそれなりに厳しいですね!次からはきちんとウインドブレークタイプのを履こうと思います。
さて本日のちょっとだけインプレは
2014年モデル CAAD 10 RACING EDITION キャド ULTEGRA6800 11S サイズ52 (171.5-176.5cm)
https://www.crowngears.com/item/3717003590335
スーパーシックスエヴォ、シナプスに続いて3台目のキャノンデールです。
カーボン全盛の時代においてもアルミにこだわるキャノンデールが送りだすCAADシリーズ。そのなかでもCAAD10と言えばカーボンに負けない走行性能を狙った「本気アルミバイク」のはしり的存在。
この個体も毎朝展示のために持ち上げるたびに「軽いなあ」と思っていた気になる一台です。
ペダルをセットしサドル高を合わせます。(例によってちょっと大き目サイズ)
キャノンデールの特徴とも言える水平なトップチューブ。身長166のわたしがこのサイズに乗ろうとするとシートポストの出しろはこんな感じに・・
走りだしてまず感じるのは驚くほどのペダリングの軽さ、そして振りの鋭いレスポンス!
その加速感は伸びがあるというより、ひたすら軽いもの。
ゼロからの加速は速い速い!しかしながらそこからの二時加速は乗り手にひたすら踏み続ける事を要求してくる感じです。
ちょっと重めのアルミロードにあるような、中間グイーンと伸びてくれるような感覚はいっさいありません。
しかしペダルに込めた脚力は微塵もムダにすることなく、全てスピードに変換される感じがします。
この日は妙に信号の繋がりがよく、スタートから新宿駅南口まで一気に走ることが出来てしまったので、スタート、加速、巡航と繋がりよく体感する事が出来たのですが、その間楽をする場面はいっさいなし。
(だらだらとひたすら上っているという事もありますが)
しかし回せばまわすだけ応えてくれる感覚は、「自分の脚でこのスピードを出している」感覚が強く、気持ち良いものです。
新宿駅南口の上りをダンシングで。
加速の時にも書きましたがおそろしく振りが軽いです。シッティングではバイクが邪魔する事なくすいすい登り、ダンシングでは脚力や体重を余す事なく受け止めぐんぐん上って行く事ができます。
溶接部分は質実剛健な感じです
コラムは結構残っています。
そのまま下ります。
ここで驚いたのがシャープでナチュラルなハンドリング。
あそこのコーナーを曲がって、と視線を向けた瞬間にコーナリングが始まります!
視線を向ける事により身体の中で重心の位置が変わって、その僅かな変化がブラケットからやサドルからフォークやフレームに伝わって自動的にコーナリング態勢に入る。そんな感じです。
この感覚はこのインプレでも初めてです!
だいぶ昔の話になってしまうのですが、スキーの世界に「カービングスキー」というターン性能に優れた新しいタイプの板が登場して、それを初めて履いた時に感じた「重心移動だけでターンが始まる!」という感動によく似ています。
言うなれば「オートマチックコーナリングマシーン」です。
乗り心地はそれなりにダイレクト。
荒れた路面を通ると衝撃はそれなりに伝わってきます。
しかしどんなに荒れていても後輪の駆動力が抜けてしまっている感覚が無いのはさすがです。
ヘッドは短めです。
コンポは6800アルテグラ。変速、制動性能とも良好です。
全体的な印象としては俊敏なレーシングマシーン
もし体力、脚力に自信があれば、あなたの実力を残すとこなくスピードに変換してくれることでしょう。
それなりの覚悟が必要なアルミの名刀という感じです。
トレーニングで自分を追い込み、「クリテリウムで名を上げたい!」という方にぴったりなのではないかと思います。
店頭に展示してありますのでご来店いただければいつでもご覧いただけます。
2014年モデル CAAD 10 RACING EDITION キャド ULTEGRA6800 11S サイズ52 (171.5-176.5cm)のご購入は
こちら>>https://www.crowngears.com/item/3717003590335